加齢臭の原因

加齢臭の原因となる物質をノネナールというようです。ノネナールは皮膚にある皮脂腺から出ている脂肪酸が酸化することによって出来る不飽和アルデヒドのことといわれています。人間の皮膚には皮膚に潤いを与えてくれる役割を果たしている脂肪や脂肪酸が皮脂腺から出ています。この脂肪や脂肪酸が酸化されることによって、加齢臭の原因が出来るのです。中年になると、この酸化を抑える働きが弱まってくるといわれているのです。40歳代の中年になってくると、酸化を抑える力が弱まってくるために、脂肪酸が酸化されノネナールが出てきてしまうのです。加齢臭の原因となるノネナールが中年男性になると発生する理由としては、他にもいくつかあるようです。例えば男性ホルモンの働きが活発になるために、皮脂腺が発達してしまい、皮脂の分泌が盛んになるのが理由としているところもあります。加齢臭対策としては、このノネナールの発生をなるべく少なくすることと、ノネナールが出てきても周囲に臭わないようにすることが大事なことだと思います。

酸化を防ぐ

加齢臭の原因、ノネナールは脂肪酸が酸化して出来る物質です。やはり酸化しにくい身体を作ることが大切です。酸化しにくい身体は、食生活を改善することが一番効果的です。抗酸化作用の高いビタミンCやビタミンEを多く含む食品を意識して摂取することが大切となります。ビタミンCは強い抗酸化作用を持つため、加齢臭対策にはもってこいの食品だと言えるでしょう。食品としては緑黄色野菜や果物などがあります。パセリ、ブロッコリー、ピーマン 小松菜、ほうれん草、モロヘイヤなどやレモン、いちご、キウイフルーツ、柿、ネーブルオレンジ、グレープフルーツ、夏みかん、イモ類や豆類、そして緑茶などにも豊富に含まれています。 ビタミンEは老化の原因とされている活性酸素や、動脈硬化などの原因とされている過酸化脂質の生成を妨げる効果があるといわれます。またビタミンCとの相性は抜群で、ビタミンCがビタミンEの抗酸化作用を高めます。ビタミンEは、モロヘイヤ、カボチャ、ほうれん草、さつまいも、アボガド、キウイフルーツ、ブルーベリー、プルーン、またウナギ、イカ、ブリ、キンキ、サケやピーナツ、アーモンドなどに含まれています。

加齢臭の対策

加齢臭の原因となるノネナールを防ぐためにも活性酸素を体内に取り込まないようにしなくてはいけません。加齢臭対策にはタバコは厳禁です。タバコを吸うことによって、かなりの活性酸素が体内に入っていき、ニコチンはビタミンを破壊します。ストレスもノネナールの発生に影響を与えているといわれています。ストレス過多の生活を続けていると、過酸化脂質を増やすことになり、この過酸化脂質が脂肪酸と結びついてノネナールが発生してしまうと考えられています。ストレスは身体にさまざまな影響を与えてしまうのです。加齢臭対策としては、お酒の飲みすぎも禁物です。お酒を飲みすぎることで、活性酸素を発生させてしまうからです。飲んだお酒は肝臓内で分解されますが、この際に活性酸素が発生するといわれています。加齢臭対策には適度な運動が効果的だといわれています。中年男性の多くはメタボリックになっていると思いますので、これを機会に運動を開始してみたらいかがでしょうか。加齢臭対策に効果のある運動としては、ウォーキングなどの有酸素運動がおススメです。ただし急激な運動はかえって身体によくありません。